今回は2007年放送のアニメ『モノノ怪』をご紹介します!
2006年に放送されたアニメ『怪~ayakashi~』の続編として放送され、その独特なストーリーと映像表現で大変な人気を誇り、10年たった今も記念イベントが行われるなど人気の作品となっており、二期をやってほしいとの声も多いです。
今回はそんな『モノノ怪』と前作の『怪~ayakashi~』を無料で見る方法を伝授したいと思います!
Contents
- 1 アニメ『怪~ayakashi~』『モノノ怪』のアニメを見るなら動画配信サービスで
- 2 アニメ『モノノ怪』が無料の動画サービスは?
- 3 アニメ『怪~ayakashi~』『モノノ怪』のスタッフ・テーマ曲紹介
- 4 アニメ『モノノ怪』のあらすじ(全話あらすじ)
- 5 アニメ『モノノ怪』の登場人物・キャスト声優
- 6 アニメ『モノノ怪』の各話あらすじ・感想
- 7 「化猫」のあらすじ
- 8 「化猫」の登場人物
- 8.1 坂井伊顕(さかい よしあ) (CV:佐々木誠二)
- 8.2 坂井水江(さかい みずえ) (CV:沢海陽子)
- 8.3 坂井真央(さかい まお) (CV:鎌田梢)
- 8.4 坂井伊國(さかい よしくに)(CV:龍田直樹)
- 8.5 坂井伊行(さかい よしゆき) (CV:大塚周夫(若い頃:佐々木誠二)
- 8.6 勝山(かつやま) (CV: 島香裕)
- 8.7 笹岡(ささおか) (CV:竹本英史)
- 8.8 小田島(おだじま) (CV:稲田徹)
- 8.9 さと(CV:日野由利加)
- 8.10 加世(かよ) (CV:ゆかな)
- 8.11 弥平(やへい) (CV:鈴木清信)
- 8.12 珠生(たまき) (CV:鎌田梢)
- 8.13 猫(ねこ)(CV:藤本たかひろ(回想場面の子猫のみ:ゆかな)
- 9 『モノノ怪』より「座敷童子」前編・後編 (1・2話)
- 10 「座敷童子」登場人物
- 11 『海坊主』序の幕・二の幕・大詰め(3~5話)
- 12 「海坊主」登場人物
- 13 『のっぺらぼう』前編・後編
- 14 「のっぺらぼう」登場人物
- 15 『鵺』前編・後編
- 16 「鵺」登場人物
- 17 『化猫』序の幕・二の幕・大詰め
- 18 「化猫」登場人物
- 19 アニメ『モノノ怪』の魅力とは
- 20 アニメ『モノノ怪』の感想・評価は?
- 21 アニメ『モノノ怪』のアニメ動画を無料で見るなら動画サービス!
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本作は、2006年にフジテレビ系列「ノイタミナ」枠で放送された、『怪~ayakashi~』の中の「化猫」に登場した「薬売り」を主人公として制作され、2007年に放送されました。
ノイタミナは、それまで『ハチミツとクローバー』や『Paradisekiss』と少女漫画路線でしたが、3作目である『怪~ayakashi~』は日本の古典的な怪談をアニメ化した作品で、特異な存在と言えるでしょう。
もっとも、この後「ノイタミナ」は様々なジャンルの漫画やオリジナル作品のアニメを手掛け、『図書館戦争』『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない』『ギルティクラウン』『もやしもん』『ブラックロックシューター』等々、誰もが一度は聞いたことある作品を手掛けています。本作が多方面の作品を展開していくきっかけとなった作品ではないでしょうか?
『怪~ayakashi~』は、日本古来の怪談のうち、「四谷怪談」「天守物語」「化猫」を元にクリエーターたちが独自の解釈を織り交ぜたり、新たにストーリーを書き起こし、現代的なエッセンスを加味したりと、前衛的と言える作品でした。
3つの作品はストーリ上のつながりがなく、オムニバスとして描かれ、制作スタッフも別チームが行いました。
このうち、「化猫」の続編として、ほぼ同じ制作チームで制作されたのが、「モノノ怪」です。
謎の薬売りが主人公のという設定をそのままに、江戸時代の日本をモチーフにした世界で起きる様々な怪異なエピソードをオムニバス形式描かれた作品です。
アニメ『怪~ayakashi~』『モノノ怪』のスタッフ・テーマ曲紹介
『怪~ayakashi~』のスタッフ・テーマ
「四谷怪談」
原作 – 鶴屋南北
シリーズディレクター – 今沢哲男
脚本 – 小中千昭
キャラクター原案 – 天野喜孝
キャラクターデザイン・総作画監督 – 伊藤秀樹
美術監督 – 加藤浩
色彩設計 – 塚田劭
「天守物語」
原作 – 泉鏡花
シリーズディレクター – 永山耕三
脚本 – 坂元裕二
キャラクターデザイン・コンセプトデザイン・総作画監督 – 名倉靖博
アニメーションディレクター – 門田英彦
美術監督 – 行信三
色彩設計 – 森田博
「化猫」
シリーズディレクター – 中村健治
脚本 – 横手美智子
キャラクターデザイン・コンセプトデザイン・総作画監督 – 橋本敬史
美術監督 – 倉橋隆
色彩設計 – 森田博
CGディレクター – 森田信廣
CGアニメーションディレクター – 宮原直樹
CGプロデューサー – 氷見武士
CGプロダクションマネージャー – 横尾裕次
共通スタッフ
企画 – 金田耕司
企画協力 – LATERNA
音響監督 – 長崎行男
音楽 – 高梨康治
編集 – 片瀬健太
プロデューサー – 高瀬敦也、梅澤淳稔、柴田宏明、伊藤幸弘、山本幸治
アニメーション制作 – 東映アニメーション
制作 – 怪 〜ayakashi〜製作委員会
主題歌
OPテーマ「HEAT ISLAND」
唄 – RHYMESTER
EDテーマ「春のかたみ」
唄 – 元ちとせ
『モノノ怪』のスタッフ・テーマ
企画 :松崎容子
シリーズディレクター :中村健治
キャラクターデザイン・総作画監督 : 橋本敬史
美術デザイン : 倉橋隆、保坂由美
色彩設計 : 永井留美子
音響監督 : 長崎行男
音楽 : 高梨康治
CGチーフディレクター : 森田信廣
プロデューサー : 高瀬敦也、梅澤淳稔、柴田宏明
アニメーション制作 : 東映アニメーション
制作 : モノノ怪製作委員会
OPテーマ「下弦の月」
歌 – 小松亮太×チャーリー・コーセイ
EDテーマ「ナツノハナ」
歌 – JUJU
アニメ『モノノ怪』のあらすじ(全話あらすじ)
謎の薬売り、ふたたび――
『皆々様の真(まこと)と理(ことわり)、お聞かせ願いたく候。 』2006年1月より放送された『怪~ayakashi~』で大反響を呼んだエピソード「化猫」のスタッフが再結集。
新たな怪異譚が圧倒的な映像美で紡がれる。前作「怪 ~ayakashi~」の中の1エピソードとして放送され、ノイタミナ枠の視聴率記録を塗り替えたアニメ『化猫』。 鮮やかな色づかいと和紙のテクスチャーによる独特の風合いが印象に残る斬新な映像は、アニメ業界を超えて大きな話題となりました。「モノノ怪」では、この『化猫』を作り上げた精鋭スタッフが再結集し新たな怪異譚を紡ぎます。
謎多き青年「薬売り」が、モノノ怪を斬れる「退魔の剣」を携え各地を巡り、モノノ怪が現れる場所を訪れていきます。
モノノ怪は、人の因果と縁(えにし)によって生じます。人の持つ、怨念や恨み、そう言った感情に「あやかし」が取りついた時、モノノ怪となるのです。
このモノノ怪を斬れる「退魔の剣」を抜くには、モノノ怪の形(正体)真(なぜモノノ怪が生じた経緯)理(モノノ怪の心情)
を知らなくてはなりません。このため、薬売りが「モノノ怪」にまつわるストーリーを他の人物たちから聴いていきます。
「和製ホラーアニメ」と言われていますが、サスペンスやサプライズが満点の娯楽的なホラー映画とは異なり、どちらかというと、考察したり考えさせられる方が多い展開となっています。
アニメ『モノノ怪』の登場人物・キャスト声優
薬売り (CV: 櫻井孝宏)

出典:Amazon
大きな箱を背負い各地を回る行商人。灰色の髪、青い瞳、隈取のような化粧といった風変わりな装いをしています。また、耳が長かったり、牙のようにとがった歯があるなど、人間ではないような特徴があります。
モノノ怪を斬る退魔の剣(CV:竹本英史)を携えていますが、
ほかにも結界を張る御札や、モノノ怪との霊的な距離を測る天秤等、不思議な道具を使い戦います。
アニメ『モノノ怪』の各話あらすじ・感想
前作『怪~ayakashi~』より「化猫」
「化猫」の設定や表現手法がそのまま『モノノ怪』へと継承されているため、『モノノ怪』をご紹介する前に、ざっくりと前作のストーリーをご紹介します。
「化猫」のあらすじ
化け猫伝説は各地にありますが、本作品は新たに創作されたストーリとなっています。
武家屋敷で盛大な嫁入りが行われ今まさに輿入れが行われようとしていた。
その矢先、花嫁は何者かに斬られ変死する。
その場にいた怪しげな薬売りの男は「これは化猫の仕業だよ」というも
誰も信じず、薬売りを捕まえる。
しかし、その後も続く怪死事件、そして姿を現す化猫。
だが、その裏にはこの一族に隠された恐ろしい秘密が関わっていた・・・
「化猫」の登場人物
坂井伊顕(さかい よしあ) (CV:佐々木誠二)
坂井家の当主。次男であったが、伊行から家を継いだ。人は良いが、気が弱く妻の水江には頭が上がらないよう。金の遣り繰りがうまくなく財政が赤字となっている。
坂井水江(さかい みずえ) (CV:沢海陽子)
伊顕の妻であり、真央の母。
坂井真央(さかい まお) (CV:鎌田梢)
伊顕と水江の娘。坂井家の経済面を建て直すため、塩野家に輿入れ(嫁入り)する矢先に怪死してしまいます。
坂井伊國(さかい よしくに)(CV:龍田直樹)
伊行の長男。酒好きで性格が悪く、あまり人望ない。
そのため弟の伊顕が坂井家を継ぐことに。
坂井伊行(さかい よしゆき) (CV:大塚周夫(若い頃:佐々木誠二)
伊國と伊顕の父。坂井家の家督を伊顕に継がせ、隠居しています。
勝山(かつやま) (CV: 島香裕)
坂井家の用人。実直だが、笹岡と対立する。伊顕を推している。
笹岡(ささおか) (CV:竹本英史)
坂井家の用人。勝山とは仲が悪い。冷静で冷徹。相続の時は長男の伊國を推していた。
小田島(おだじま) (CV:稲田徹)
坂井家の奉公人。謎の行動をとる薬売りを怪しみ、事あるごとに突っかかる。
さと(CV:日野由利加)
坂井家の奥女中。伊行が当主の時代から坂井家にいる。
加世には厳しく当たる。
加世(かよ) (CV:ゆかな)
坂井家の下働き。薬売りには好意的で、薬売りの物の怪退治を協力する。
弥平(やへい) (CV:鈴木清信)
坂井家の中間。加世には良く思われていない。
珠生(たまき) (CV:鎌田梢)
昔、坂井家にいた若い女性。
猫(ねこ)(CV:藤本たかひろ(回想場面の子猫のみ:ゆかな)
珠生にかわいがられていた猫。
『モノノ怪』より「座敷童子」前編・後編 (1・2話)
「座敷童子」あらすじ
有名な妖怪の一つ「座敷童子」が登場するストーリーです。
本来、座敷童子は屋敷の守護神として住み着き、その家を繁栄させる妖怪とされていますが、このストーリーでは全く違うモノノ怪となっています。
片親だけで産み、育てようとする志乃に対し、万屋の老女将久代は貶します。
産み育てたいと思う親心と、産んだ子供をろくに育てることもできそうにない環境で本当に幸せになれるのかという真っ向から対立する考え方が衝突したストーリとも言え、考えさせられるテーマとなっています。
「座敷童子」登場人物
志乃(しの) (CV:田中理恵)
雨の降る夜に旅籠「万屋」を訪れた金髪碧眼そばかすの女。使用人として働いていた家の若だんなとの間のややこ(赤子)を身篭っており、無事に産む事を望んでいる。
久代(ひさよ) (CV:藤田淑子)
万屋の老女将。部屋は満室であったが、身重の志乃の頼みを聞き入れ、本来はだれも泊めない部屋に彼女を案内する。色々と世話を焼くものの、志乃のような身の上で子供を産む事には賛同しない。
徳次(とくじ) (CV:塩屋浩三)
万屋の番頭。黒いアフロのような髪形で暗褐色の肌をしている。
直助(なおすけ) (CV:竹本英史)
志乃の働いていた家が差し向けた殺し屋。志乃と腹の赤子の暗殺を狙う。
若だんな (CV:沼田祐介)
志乃が使用人として働いていた家の跡取り息子。
志乃が身篭っている子の父親だが容貌は描写されていない。
座敷童子 (CV:日比愛子)
万屋に憑いている妖怪。
赤ん坊 (CV:小松里歌)
万屋に泊まった志乃の前に突然現れた子供達。
前編スタッフ
- 脚本:高橋郁子
- 絵コンテ:中村健治
- 演出:中村健治・羽多野浩平
- 作画監督:橋本敬史
後編スタッフ
- 脚本:高橋郁子
- 絵コンテ・演出:渡辺純央
- 作画監督:渡辺奈月
『海坊主』序の幕・二の幕・大詰め(3~5話)
あらすじ
船は江戸を目指す途中、「竜の三角」と呼ばれる海域に入ってしまう。
多くのあやかしやモノノ怪の襲撃を受けることになる。
しかし、この海域に入ってしまったのは、偶然ではなく
何者かによる画策であった。
なぜ、この海域に入ることを望んだのか、
そして何を望んだのか・・・
そこには、恐怖と決して結ばれることのない
理由が隠されていました。
「海坊主」登場人物
加世(かよ) (CV:ゆかな)
新しい奉公先を探すために江戸へ行こうと船に乗る。前作にも登場していた
源慧(げんけい) (CV:中尾隆聖)
厳しい修行で、徳を積んだ高僧。
菖源(そうげん) (CV:浪川大輔)
源慧の弟子で師を慕う。身の周りの世話をしている。
佐々木兵衛(ささき ひょうえ) (CV:阪口大助)
若い侍。薬売りが持つ「退魔の剣」に関心を抱き、それが鞘から抜かれることを望む。愛刀は九字兼定。
柳幻殃斉(やなぎ げんようさい) (CV:関智一)
修験者。現代的に言えばオカルトマニアで、
知識は深いが自信過剰気味のお調子者。口調は講談じみている。
三國屋多門(みくにや たもん) (CV:高戸靖広)
「そらりす丸」の主。金の亡者。
五浪丸(ごろうまる) (CV: 竹本英史)
「そらりす丸」の船長。
海座頭 (CV:若本規夫)
魚の姿をした座頭のあやかし。琵琶を奏でつつ、「おまえが最も恐れるものは、何か」と問うてくる。
お庸(およう) (CV:池澤春菜)
源慧の妹。
海坊主 (CV:福原耕平)
序の幕スタッフ
- 脚本:小中千昭
- 絵コンテ:古橋一浩
- 演出:内山まな
- 作画監督:飯飼一幸
二の幕スタッフ
- 脚本:小中千昭
- 絵コンテ:古橋一浩
- 演出:まつもとよしひさ
- 作画監督:曾我篤史
大詰めスタッフ
- 脚本:小中千昭
- 絵コンテ:古橋一浩
- 演出:羽多野浩平
- 作画監督:窪秀巳・袴田裕二
『のっぺらぼう』前編・後編
あらすじ
顔の無い妖怪として有名なのっぺらぼうですが、
本作では、「自我が存在しない」つまり自分自身が存在しない
という意味合いもあります。
自らの夫をはじめ一家惨殺の罪で牢に入れられた女。
薬売りは、なぜ彼女がここにいるのかを問い詰めるも、
能面の男が彼女を連れ出そうとします。
彼女が一家を惨殺した理由、そして”本当に殺したのは誰”なのか・・・
「のっぺらぼう」登場人物
お蝶(おちょう) (CV:桑島法子)
とある武家に嫁いだ女。
仮面の男 (CV:緑川光)
お蝶の前に現れた謎の男。いつもは煙管を手に狐の仮面を被っているが、
面の表はさまざまに変えることができる。
お蝶の実母 (CV: 真山亜子)
夫を失い、家が没落したことから、娘のお蝶を武家の名家に嫁がせることを強く願っている。この為、娘が幼い頃から厳しく稽古事をさせていた。
お蝶の亭主(CV: 竹本英史)
お蝶の嫁ぎ先の主。お蝶のことを妻というより奴隷のように扱う。
姑 (CV:上村典子)
お蝶の亭主の母。亭主同様、お蝶に対して良い感情は抱いていない。
弟夫婦 (CV:岡本寛志(義弟) / 佐々木亜紀(弟嫁))
夫婦ともども、お蝶をバカにしている。
奉行 (CV:福原耕平)
お蝶が起したとされる事件を裁いた。
前編スタッフ
- 脚本:石川学
- 絵コンテ・演出:うえだひでひと
- 作画監督:岡辰也
後編スタッフ
- 脚本:石川学
- 絵コンテ:梅澤淳稔 渡辺純央
- 演出:中尾幸彦
- 作画監督:渡辺奈月 袴田裕二
『鵺』前編・後編
あらすじ
鵺(ぬえ)は日本古来より存在する妖怪の一つで、歴史上の人物が退治したということで銅像が建てられるなど、かなり有名な妖怪の一つでもあります。
香道の家元の娘婿になるために、4人の男がとある屋敷で「組香」のうち「源氏香」と呼ばれる香道の嗜み方で勝負し、勝った者と結婚するとしました。
組香とは、香りを嗅いで(香道では嗅ぐことを「聞く」という)ワインのように目利きをすることを言い、「源氏香」とは、この組香の遊び方の一つです。
しかし、時間になっても1人だけ来ることがなく、戦いは始まります。
「鵺」登場人物
瑠璃姫(るりひめ) (CV:山崎和佳奈)
香道・笛小路流の家元。4人の婿候補に、源氏香の勝負による婿決めを提案する。
大澤廬房(おおさわ ろぼう) (CV:青野武)
瑠璃姫の婿候補の1人。公家。「おじゃる」口調で話す。香道に精通している。
室町具慶(むろまち ともよし) (CV:竹本英史)
瑠璃姫の婿候補の1人。関東の侍。香道には疎く、気性が荒く、直情的。
半井淡澄(なからい たんすい) (CV:広瀬正志)
瑠璃姫の婿候補の1人。鼻覆いを着用している。廻船問屋を営んでいる。
香道では知られた人物。瑠璃姫に好意を寄せている。先日奥方を亡くした。
実尊寺惟勢(じっそんじ これなり) (CV: 内田直哉)
瑠璃姫の婿候補の1人。素肌の上に裃(かみしも)と袴をまとっている。婿決めの組香の席に現れなかった。香道には自信あり。
老いた尼僧 (CV:小林由利)
瑠璃姫に仕える女中。視力が弱い。
童女 (CV:鎌田梢)
屋敷内に現れ消える謎の少女。
鵺
猿の顔、狸の胴体、虎の手足、蛇の尾を持つと伝えられている、見る角度によって異なる姿で現れるあやかし。
前編スタッフ
- 脚本:小中千昭
- 絵コンテ・演出:山﨑浩司
- 作画監督:石原恵治 窪秀巳
後編スタッフ
- 脚本:小中千昭
- 絵コンテ・演出:山﨑浩司
- 作画監督:草間英興 工原しげき 羽山賢二 石原恵治
『化猫』序の幕・二の幕・大詰め
あらすじ
前作と同じ「化猫」が主題になっていますが、ストーリーは異なります。
但し、登場人物は前作の「化猫」の登場人物と呼応するキャラクターが登場します。
また今までは江戸時代をベースにした世界でしたが、この回だけは近代化された日本が舞台となっています。
地下鉄が開通し、初めての運転で湧き上がる群衆。
一号車への乗車はくじ引きで決められ、市長をはじめ、くじで当選した多くの人々が乗車し発車する。
ところが、運転中に乗客の大半が姿を消す。残されたのは市長を含め7人だけだった・・・
「化猫」登場人物
森谷清(もりや きよし) (CV:竹本英史)
新聞社のデスク記者。開通した地下鉄の取材をする。
福田寿太郎(ふくだ じゅたろう) (CV:岩崎ひろし)
市長。地下鉄建設に関して黒い噂があるとされる。
門脇栄(かどわき さかえ) (CV:稲葉実)
刑事。市長を警護するべく随行する。
木下文平(きのした ぶんぺい) (CV:佐々木誠二)
電車の運転士。開通された地下鉄の運転を担当した。
野本チヨ(のもと チヨ) (CV:ゆかな)
駅前のカフェーの女給。女優志望であり、有名になることを望んでいる。
山口ハル(やまぐち ハル) (CV:沢海陽子)
未亡人。姑との生活に嫌気がさしている。
小林正男(こばやし まさお) (CV:日比愛子)
牛乳配達の仕事をしている少年。
市川節子(いちかわ せつこ) (CV:折笠富美子)
新聞記者で、森谷の部下。汚職事件をスクープしようとしていたが、陸橋から飛び降り自殺し亡くなった。
序の幕スタッフ
- 脚本:高橋郁子
- 絵コンテ:石黒育
- 演出:羽多野浩平
- 作画監督:桑原幹根 袴田裕二
二の幕スタッフ
- 脚本:高橋郁子
- 絵コンテ:石黒育
- 演出:うえだひでひと
- 作画監督:岡辰也
大詰めスタッフ
- 脚本:小中千昭
- 絵コンテ:石黒育
- 演出:中村健治
- 作画監督:橋本敬史
アニメ『モノノ怪』の魅力とは
アニメ『モノノ怪』は作品の内容と美術の部分で非常に評価されています。
この2つの魅力についてご紹介していきます。
魅力⑴:芸術的な作画
モノノ怪の作画は、一般的なアニメ調のイラストと大幅に異なり、芸術的要素が満載です。
具体的には、
- 和紙の質感をテクスチャーとして取り入れる。
- 「和」をベースにしながらも西洋的なデザインを
取り入れ、独特の世界観を構築している。 - 各回で異なる美術表現(浮世絵、水墨画)を取り入れている。
- モブキャラの表現をメインキャラクターと別の画にする。
となっています。
1の「和紙の質感をテクスチャーとして取り入れる。」は、折り紙や、半紙のような暖かな雰囲気を醸し出し、そして作品の和風な世界観の演出に一役買っています。
3の各回で異なる美術表現は、浮世絵や、水墨画、西洋絵画など歴史的な絵画の表現を作品内に取り入れています。使われる手法は、その話の時代や場所に合わせており、また作品の解釈に関わる比喩表現の一つとしても機能しています。
アニメーションにおいて芸術性を徹底的に追求し、その演出上の意図としっかり合わせて用いられている珍しい作品ともいえます。
魅力⑵:様々な解釈ができるストーリー
もう一つの魅力は、ストーリーです。
有名な妖怪の名前がサブタイトルに付けられていますが、
ほとんどのストーリーが、原作のストーリーに、クリエーター達の独自解釈や新規ストーリーを織り交ぜている為、オリジナルの作品となっています。
ですので、伝説や民話として知っている方でも、
全く違うストーリーとして楽しめることと思います。
作品としては、妖怪によるホラーよりも、人間の嫉妬や憎悪、欲といった「生臭い」部分に焦点を当てています。そういった人間の黒い部分の犠牲となり、怨めかしく思い、モノノ怪となってしまったわけです。人間の持つどす黒さや、生き方そのものを考えさせるストーリーといえます。
さらに、作品中の演出から様々な解釈ができ、その後の展開を読み取るのも面白いところの一つだと考えます。
アニメ『モノノ怪』の感想・評価は?
表現的にも内容的にも前衛的かつ取っ付きにくい作品と思われがちですが、放送から10年経つ今でも根強い人気があるようです。
特に映像表現に関してはインスパイアされた方も多くいらっしゃるそうです。
モノノ怪もっかいみたい周期あるいまそれ
— 大岡 (@oookamoto3) 2018年12月15日
モノノ怪もいいし怪の化猫最高よね見返したい
— 🐍キョウ=ベニジマ🐹 (@heroismxbangins) 2018年12月15日
モノノ怪の代名詞和紙テクスチャ風味が素晴らしすぎて、その当時は真似するとすぐモノノ怪インスパイヤだとわかりやすすぎて、誰もが素敵だと思ったけどなかなか真似できなかったやつだ…と思い出した。真似しよう。
— 紗久楽さわ (@climnon) 2018年12月15日
アニメ『モノノ怪』のアニメ動画を無料で見るなら動画サービス!
それでは最後にVOD(動画サービス)選びのポイントをおさらいします!
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