【祝!連載再開】ワールドトリガーの魅力とは!?挫折しないためのアニメ動画の楽しみ方

ワールドトリガー アニメ 無料

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みなさんこんにちは!ワールドトリガーを見ろ!

「いきなりなんだ?」と思われた方!!朗報です!週刊少年ジャンプにて連載休止中だった『ワールドトリガー』(作・葦原大介)が、ついに連載再開!しかも、

・5週連続掲載

・オールナイトアニメ上映会開催決定

・オンリーショップ復活

・5週連続掲載後はスクエアジャンプにて定期連載

・最新19巻発売

というビッグニュースを大量にひっさげて帰ってきたのです!!!!!


休載から約2年…作者の体調不良を心配しつつ新規情報を待ち焦がれていた私は今減量直後のボクサーと同じ状態です。

減量直後のボクサーは過度の食事制限で胃が弱っているので、減量を終えてまず口にするものは白湯です。

しかし、最新話掲載ほか、今回発表された数々のイベントはワーの『『濃度』』が高すぎます。食べ物に例えるとピザとフライドチキンとポテトの欲張りカロリーセット。

ここで『慣らしワールドトリガー』をしておかないと突然の大量摂取に急性ワートリ中毒でぶっ倒れる危険性があります。

また、今回の連載再開はツイッタートレンドワードを総ナメにするなど、SNSでも大きく話題になりました。

みなさん!!!!!!!読みました!?!ワールドトリガーが本誌に載ってる!!!!すっごい!!!!!すでにメチャクチャ面白くて気が狂いました・・・・・・・・気が狂ったのでオンリーショップに行ってキャラの顔面が刻印されてる正気とは思えないデザインのコインとかいっぱい買っちゃいました、、、、

「そんなに大騒ぎするんだったらこの機会に履修してみるか」「前ちょっと読んで飽きちゃったけどアニメでも見てみようかなあ」という方もいらっしゃるのではないでしょうか!?

そんなワートリ好きも初心者も連載再開に備えられる、アニメから『ワールドトリガー』に触れるための手順をクソ真面目にレクチャーしていきたいと思います。

特に、「遅効性SF」と題されるワールドトリガーは、本当にマジでおすすめな作品なのですが、何と言っても2周目からがめちゃくちゃ面白い!!そしてハマるまでに挫折することが多いです。勿体無い〜〜〜〜〜〜!ツライ。

なので2周目にいくまでに挫折しないためのポイントも書いていきます。

『ワールドトリガー』を見るならこちらから!

 

ワールドトリガーに「1話だけ」「一巻だけ」はご法度

ワールドトリガーは現在原作最新19までが発売中です。つべこべ言わずに全巻買ってください。

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Amazonでは全巻セットも出てますし、Kindle版もあります。

何ならその辺りにいるワ民(ワールドトリガーのオタクの意)に「ワールドトリガー気になってるんだけど・・・」などと話しかけて見てください。買ってくれます。代わりに激しく感想を求められますが・・・。

 

一番の愚かな行為は、「とりあえず1話だけ読んで/見て決めようかな」です。これをやった者には二度とワールドトリガーの女神は微笑みません(何?)

先ほども言いましたがワールドトリガーの展開が動くのは4巻からです。しかも、それも一端にすぎません。

私が戦術パートの面白さに気づくのは7巻からでしたし、推しキャラができたのは18巻からでした。「ワールドトリガーを面白いと気づく権利」が与えられる瞬間がどこなのかは、人によって様々です。それを己ごときが1巻の時点で裁きを下そうなどというのは神をも恐れぬ所業。絶対やってはいけません。

動画サービスでアニメをイッキ見するのもアリ

とはいえ、いきなり全巻買うのはハードルが高いと思う方もいらっしゃるでしょう。

そんな方に一番安上がりな方法をお教えしますと、アニメの原作パートを見ることです。

ワールドトリガーのキャスト一覧を見てください。

空閑 遊真・村中知
三雲 修・梶裕貴
雨取 千佳・田村奈央
迅 悠一・中村悠一
レプリカ 田中秀幸
小南桐絵・釘宮理恵
烏丸京介・福山潤
冬島 慎次・置鮎龍太郎
三輪 秀次・森田成一
米屋 陽介・岸尾だいすけ
嵐山 准・岡本信彦
木虎 藍・花澤香菜
太刀川 慶・浪川大輔
出水 公平・石川界人
風間 蒼也・緑川光

すごくない?

制作会社が東映なのでこんな力技みたいなキャスティングができてるんですねえ。ボーダー上層部には草尾毅さん、藤原啓治さんなどの超ベテラン大御所声優さんも多数。

前述した通り「キャラのことをもっと知りたい」「声優が好き」「アニメが好き」という方は、アニメから触れるというのもありです。

その人たちは、とりあえず今すぐU-NEXT、dTV、dアニメストアのどれかに入ってください。


これらは動画配信サービスと呼ばれるものです。

動画配信サービスとは、毎月定額の料金を支払うことで無限に動画を観ることができるサービス。

月額料金を支払うことで、アニメを始めとする動画などのコンテンツが見放題になります。スマホ・PC・テレビなど、複数のデバイスから手軽に利用できます。

実は動画配信サービスには一定期間の無料お試し期間があります。

この期間は利用料金が発生せず、見たい動画を見た後でも無料期間内に解約すれば料金を請求されません。

無料期間内にワールドトリガーを見てくださいということです。

入るのはどのサービスでもいいですが、どれも無料期間は1ヶ月なので、期間内に見きれなかった場合次のサービスにはしごするのもいいでしょう。

現在ワールドトリガーを見放題配信しているサービスはこちらの3つ。

動画サービス 無料期間 月額料金 タイトル数 アニメ作品数
31日間 1,990円(税抜) 8万本以上 1700本以上
31日間 400円(税抜) 2600本以上 2600本以上
31日間 500円(税抜) 12万本以上 500本以上

→最新作のレンタルも多いため、いち早く最新作がみたい人や、数人でアカウントを共有したい人にオススメ!

→圧倒的にアニメのタイトル数が多く、他のサービスでは配信していないアニメも視聴可能。アニメ好きならこのサービスがオススメ。

→映画やドラマ、特に『銀魂』などここしか配信していないオリジナルドラマもみたい人にこのサービスはオススメ!

一応GyaOなどでも買い切りで配信してはいるのですが、割高なので動画サービスでイッキ見してしまうのが一番早いです。

ワールドトリガーにハマるタイプの人には、U-NEXTがオススメだったりします。結構玄人好みの作品の配信が多いです。

アニメは48話〜63話でオリジナル要素が入ります。そちらは本筋とあまり関係ないので見飛ばしてしまっても大丈夫ですが、私は結構好きです。

完全にキャラなどを把握した上で、追加として推しの場面を見たい!という場合は見てもいいかもしれません。

アニメでは、4巻がだいたい13話〜に対応しているので、少なくとも16話までは見て欲しいところです。

BBF片手にアニメを見るのが吉

また、原作のカバー裏には漫画内で描かれていないキャラクター紹介が乗っていたりします。アニメだけではわからないキャラの魅力がここで読めるのも楽しみの1つ。

さらに、公式ガイドブックである『オフィシャルデータブックBORDER BRIEFING FILE』 通称BBFは、メインキャラクターから未登場キャラクターまで網羅した超細かい設定集が収録されていて、ワートリファンの間ではバイブルとされています。

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連載時から葦原先生の脳内にあったものを可視化したもののようで、あまりの情報量にやはりしっかりと作り込まれた世界観の上に成り立っているのがワールドトリガーなんですね・・・とファンたちはビビり半分。

いきなり全巻買うのはな〜という人はこれを片手にアニメを見るのもいいですね!

ワールドトリガーの魅力とは ワ民への道

はい、動画サイトに加入しましたか?BBFも準備オッケー?

ではワールドトリガーを見るにあたって、挫折しないためのポイントを紹介していきます。

帯に題される「遅効性SF』の謳い文句の看板に偽りなく、ハマるまでが長い作品ですので・・・。

ワールドトリガーの世界観とあらすじ=大枠を理解する

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人口28万人が暮らす都市・三門市に、ある日突然異次元への「門(ゲート)」が出現――。
門から襲い来る異世界の侵略者「近界民(ネイバー)」の手により、付近の街はたちまち戦火に巻き込まれてしまう。
地球上の武器が通じず、人々が年の壊滅を覚悟した……その時!
謎の対抗組織・界境防衛機関「ボーダー」が突如として戦闘に介入――

『こいつらのことは任せてほしい 我々はこの日のためにずっと備えてきた』

――そう言い放つと、迅速に事態を鎮静化させたのであった。

……そして、月日が流れること4年……。

ボーダー訓練生で市内の学校に通う中学3年生・三雲修と、
自ら「近界民」を名乗る謎の転校生・空閑遊真との運命的な出会いをきっかけに、 物語は大きくうねり始める――。

ワールドトリガー 公式HP

 


よくあるSFのあらすじに思えます。今はそれで大丈夫です。

・三門市という街に異世界人が攻めてきて、街は大きな被害にあった

・ボーダーという組織が現れ、そいつらを追い返した

・ボーダーは今も異世界から三門市を守っている

・ボーダーは、異世界の技術を使って「トリオン体」という戦闘用の体に換装して戦う

・それに使うエネルギー、「トリオン」を多くもつ者ほど戦闘に有利

ワールドトリガーのことを何も知らないという人は、これだけ抑えておいてください。

そして、これはワールドトリガーが好きな人間が良く言う言葉なのですが、「4巻までは読んでください」。

アニメなら、16話まで見てください。

ワールドトリガーの3巻までは、世界観・組織・人物関係・武器の説明。いわばチュートリアルです。他の漫画でいう1話に相当し、4巻から大きく物語が動き始めます。

チュートリアルをやっただけで「このゲームつまんないな」と思う人はいないですよね?


この世界ではどんな人たちがどんな社会機構に則ってどんな生活をしているのか。世界観がしっかりしているため、その説明にも時間がかかります。それが「何度読んでも新たな発見がある」と言わしめるワールドトリガーの魅力でもあり、同時に弱点でもあります。

ワールドトリガーで挫折しないためのポイント
・あらすじをざっくりと把握しておく

・4巻(アニメ16話)まではチュートリアルだと割り切る

ワールドトリガーの醍醐味・戦術の緻密さに夢中になる

ワールドトリガー 面白い

実力もあれば広報もできる!アイドル部隊「嵐山隊」

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ワールドトリガーの面白さの1つは、集団戦略の緻密さです。

異世界人からの進行を阻止するための組織・ボーダーでは、正隊員は基本的に2~4人の戦闘員+オペレーターというチーム1組で戦闘と訓練を行います。

隊員同士はチームで模擬戦を行うことにより、組織の中での階級=ランクを決められます。

その隊員同士での模擬戦も、ワールドトリガーの見所の1つです。


数は喧嘩の基本。囲んでボコるのが強いのは世の常で、それはワールドトリガーでも言われています。もちろん多い方が有利ではあるのですが、そのぶんオペレーターの優秀さが求められます。(オペレーターの能力は連載再開後の展開に大きく絡んできそうな予感がしてますね・・・!!!)

また、隊員が扱う武器(=トリガー)やポジションも様々です。近接戦闘に長けたアタッカー、トリオンを自由自在に扱うシューターなど様々。


さらに、副作用(サイドエフェクト)と呼ばれる特殊能力を持った隊員も存在します。しかし、それも特例を除けば「耳が良い」や、「嘘を見抜ける」といった戦況をちょっぴり有利にするスパイスのようなものです。『副作用』とは言い得て妙。

基本的に武器の規格は同じなので、人智を超えるような圧倒的な差は生まれません。この点は、軍隊や、あるいはスポーツなどと同じです。

このような、「特性」とは言えるけど、それ単体で戦況をひっくり返せるような都合のいい要素はあまり登場しない、というのが特徴。

単純な戦闘力よりも、それぞれの特性を生かし、足止め、牽制なども含めて自分の仕事をきちんとすることに重きが置かれています。スプラトゥーンやサバゲーをする人は想像がつきやすいかもしれません。

ブラックトリガーという特殊な武器(トリガー使いが死の間際に全てのトリオンを注ぎ込んだトリガー。形見。使う人間を選ぶ。この設定がもうエモい。)や、玉狛支部の特注武器といった例外もあるにはあるのですが、それは使い手が限られている上にランク戦では使用できず、あくまで強弱のバランスが保たれています。

ボーダー組織としても汎用的な運用は期待せずに切り札として使用し、普段は規格化された集団として動いているのがなんともリアル。

決して一人の優秀な天才だけの力では勝てないような、厳しい勝負の世界です。大どんでん返しやジョーカーは出てこない。

異能力系バトルもののように個性に振り切った戦闘も面白いですが、この集団戦略はシナリオ作りがより難しい題材だと思います。でもしっかり面白い。

SFなのに、徹底したリアリティのある戦略に基づいているのがワールドトリガーの戦闘の魅力です。

精神論に依存せず最前手を尽くすキャラクターたち

また、物理的な戦闘だけでなく、政治的な戦いや頭脳戦も、見どころのひとつです。

ボーダーも組織である以上、派閥というものが存在します。

しかし、それは「若い少年・青年達に戦いを担わせる」という事情や、過去にそれらによって若い命を失った葛藤からくる衝突だったりします。

皆が街のことを考え、それに対する最善のアプローチとして出た結論が異なるゆえに、お互いの思い通りにいかないのです。

少年漫画においてよくある、

・自分の能力の秘密を自分からペラペラしゃべり、攻略されて負ける。

・感情的になったキャラクターが突然アホな行動を取って味方を窮地に追い込む。

・話の途中やなんらかの隙になぜか攻撃しない。もしくは無敵状態になる御都合主義。

これらはイライラ要素になりがちですが、ワールドトリガーではそれがありません。 

余計な私情や悪意に動かされた衝突ではなく、ハッキリとした目的のある人間関係で、その目的達成のために感情論を取らない。

正確には感情が邪魔して仲間の足を引っ張るキャラはいるのですが、その感情がどこに起因するののかがきちんと描写されますし、そのキャラクターに失敗体験として刻まれるという構図が徹底されています。

そのあたりの爽快感は、映画「オデッセイ」や「シン・ゴジラ」に似た要素があるかもしれません。

非常に小説的で説得力のある派閥関係や戦闘は、見ていて気持ちの良いものです。

ワールドトリガーで挫折しないためのポイント
・俺TUEEEEEEEEだけを期待しない

・ブラックトリガーの設定のエモさに泣け

・集団戦略の面白さに気づくのは2周目からが多い!必ず読み返そう

ワールドトリガーのキャラクターについて理解する

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ワールドトリガーを初めて読んだ人のよくある感想として、「キャラの判別がつかない」というものがあります。

ハイハイハイ!!ワールドトリガーはそれでいいんです!!!

ワールドトリガーという作品には、所謂「モブ」と呼ばれる役割のキャラクターはほとんど登場しません。

「弱いキャラクター」「戦わないキャラクター」「登場回数の少ないキャラクター」はもちろん存在します。4人の主人公の一人、三雲修も「弱いキャラクター」です。

修は身体能力もトリオンの量も平均以下という凡人の中の凡人。しかし、彼のすごいところはその精神力。ずば抜けた無神経さ素直さと意志の強さで、周りの人を動かします。それが主人公たる所以です。しかし、それが彼自身の物理的な強さに繋がるということは絶対にありません。

謎パワーで強敵を打ち倒したりしません。徹底して「強さ」へのシビアさを貫いているのもこの作品の特徴です。

修はその「強さ」の意味を知り、じゃあどうすれば「強さ」を持った人たちをうまく動かしていけるのかということを考えていくことになります。

「物語に影響を与えないキャラクター」は登場しません。どんなにセリフの少ないキャラクターでも、ワールドトリガーの世界に生きていて、主人公やその周りの人々に影響を与えています。現実の世界と同じですね。

それを物語の端々で感じることができるのは、ワールドトリガーのすごいところです。

普通、物語というものはメインのキャラクターが歩くレールとして作られていきます。

桃太郎なら桃太郎のきびだんごをあげるという行動によって仲間が増え、鬼が倒される、というストーリーが作られていますよね。そこに普通、鬼がどうしているか、きびだんごはどうやってつくられたか、なんていうストーリーは作られていません。スピンオフなどの表立った企画になって初めて作られます。

しかしワールドトリガーは、桃太郎のために作られた物語ではないんです。鬼ヶ島とその周辺の人々に何が起こったのか、鬼が何をしていたのか、どういう目的があったのか、犬や猿やキジのバックグラウンドなどなど・・・全てがすでに設定されていて、その中から桃太郎の周りを抽出しているのにすぎません。

それは物語を作る、というよりもはや「観測している」というのに近いかもしれません。

ワールドトリガーの主人公は、「三雲修」「空閑遊真」「雨取千佳」「迅悠一」の4人だとされています。

↑こんなのほほんとした画像ですけど、彼は「予知能力」というサイドエフェクトを持ちながら、母親と家族のように慕っていた仲間たち、そして師匠を戦いで失っており(その師匠のブラックトリガー風刃を使用)、さらにはボーダーの裏で暗躍するという業の深い人物なんです・・・推せる・・・

しかし、ワールドトリガーはこの4人のための物語ではありません。この世界の何も彼らに忖度しないし、彼らだけが正義ではありません。きっと、彼らはワールドトリガーの世界の歴史ををより早く進めるブースターではあっても、世界の機構を揺るがすエンジンではないのです。

キャラクターが中心になっている多くの漫画では、キャラクターを把握しないうちには物語自体の進行が困難になりますが、ワールドトリガーはそれが必要ありません。

なので、どのキャラクターが重要だとか、そんなことは一旦おいておいて、今目の前で起こっていることをじっくり「観測」してみてください。

キャラクターのバックグラウンドを把握するのは、その後でいいのです。

だからと言って、ワールドトリガーのキャラに魅力がないのかといえば、そうではありません。

前述のBBFでは、「ガイドブックの企画が持ち上がる前から作られていたキャラクターのデータ」が大量に収録されています。誰に見られることもないキャラクター一人一人の人生が設定されていたということです。葦原せんせい怖。

それに裏打ちされたワールドトリガーのキャラクターは、時にコミカルに、時に自然かつ真理をついた発言をします。自分の言いたいことをきちんと把握しているキャラ、また、逆に自分の心情に無自覚なキャラもいます。それもまた、いやに人間臭くて、リアルです。

セリフ1つでワールドトリガー世界の機構まで理解させる恐ろしさ

例えば、私の大好きなセリフに

「気持ちの強さで勝負が決まるって言っちまったら

じゃあ負けたほうの気持ちはショボかったのかって話になるだろ」

というのがあります。これは、太刀川慶という、作中最強の戦闘力を誇るキャラクターが口にした言葉です。

とりあえず太刀川くんのかっこいい表紙を見てくれ。

異世界人との戦いの中で、多くの人が家族や仲間を失ったり、家を破壊されたりしています。その恨みを胸にボーダーに所属している者も多い中で、彼は家族も家も失っておらず、「戦うのが楽しい」という理由で鍛錬をし、ボーダー1位の実力に上り詰めました。

そんな彼だからこそ、気持ちの強さ=実力ではないことを知っているのです。

このセリフは、太刀川のメイン回ではなく、他の隊員の訓練が中心の回に登場した、何気ないセリフです。

太刀川のキャラクターをアピールする場面ではないのに、太刀川の信条や思考、さらには彼が精神的に非常に独立しているキャラであることを一言で把握することができます。

また、ワールドトリガーという作品の、「強さ」という概念に対するシビアさも表しています。

これも、作り込まれた設定が前提になっているからこそ描かれたセリフなのです。恐ろしいことにワールドトリガーという漫画にはこういう「一言で世界の構造を理解させる」シーンが山ほど出てきます。

このすごさわかりますか?読めばわかります。ワールドトリガーを見てください。

私の『『推し』』は、生駒隊隊長・生駒達人くんです!!

関西弁・コワモテ・居合の達人というとても個性的なキャラ・・・真顔でちょっとズレたことをいうのですが、周りの隊員のツッコミとのゆる〜い掛け合いに親近感湧きまくりです。はあ〜〜〜〜可愛いかっこいい。

彼は作者のお気に入りなのか、関係ないコマにもちょいちょい見切れてカメラ目線してたりします。可愛い。

キャラの何気ない一言にもメッセージ性を持たせてある!と思えば、男子高校生ノリの親しみやすい会話もあったりして、どこまでも『リアル』です。キャラが本当に生活してるって感じがする・・・

あんなにかっこいい太刀川くんも好物のおもちを頬張る姿はこう!ハムスターか?ヒゲのハムスターか??可愛いわねえ〜〜〜〜


とはいえ、キャラクターがわからないと感情移入できない!という方も多いかもしれません。

そんな方は、アニメ版でキャラクターを把握することをオススメします。

アニメではカラーがつき、カラフルな隊服を身にまとったキャラクターたちはモノクロの漫画よりもかなり判別のハードルが下がっています。

先ほども触れましたがワールドトリガーはわけわからんくらい声優が豪華!有名どころばかりなので、ある程度声優を知っている人ならすぐに見分けられるようになります。

ワールドトリガーで挫折しないためのポイント
・最初は見分けられなくてもOK

・2周目からキャラの作り込みに気づくと恐ろしくなるほどよくできている!

・生駒達人くんをすこれ

とにかくワールドトリガーに触れてみよう!

原作漫画の細かい描写も見逃せないし、豪華声優陣の名演に彩られたアニメも見逃せません。アニメから入ったにせよ、原作から入ったにせよ、ワールドトリガーを楽しむには両方履修することをオススメします。

『ワールドトリガー』を見るならこちらから!

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