一般的なイメージにあるようなアメリカンコミックスのスーパーヒーローとは一風変わった雰囲気を持つ「シャザム」。子供のような純真さを持ちながらも、悪ふざけが過ぎる一面は、これまでにないアメコミヒーロー像といえるでしょう。
そんな話題の映画『シャザム!』。どのようなエンターテイメントを私たちに見せてくれるのでしょうか。今回は映画『シャザム!』のあらすじやネタバレ・感想などをまとめていきます。
Contents
映画『シャザム!』の作品情報

- 監督:デヴィット・F・サンドバーグ
- 脚本:ヘンリー・ゲイデン
- 原案:ヘンリー・ゲイデン
- 原作:フォーセットコミックス「キャプテン・マーベル」
- 製作:ピーター・サフラン
- 音楽:ベンジャミン・ウォルフィッシュ
- 配給:ワーナー・ブラザーズ
- 公開:2019年4月5日 アメリカ 2019年4月19日 日本
- 製作国:アメリカ
シャザム!の登場人物・キャスト
ザッカリー・リーヴァイ
Meet DC’s next hero ⚡@ZacharyLevi has just arrived at the #SHAZAM! World Premiere! pic.twitter.com/V2wZFAVCXQ
— Shazam! Movie (@ShazamMovie) 2019年3月29日
アッシャー・エンジェル
Every hero has a secret. @Asherangel is on the #SHAZAM! red carpet! pic.twitter.com/QZL8aJjrj2
— Shazam! Movie (@ShazamMovie) 2019年3月29日
マーク・ストロング
#MarkStrong on the red carpet for the #SHAZAM World Premiere! ⚡️ pic.twitter.com/ZXF5l9g1jQ
— Shazam! Movie (@ShazamMovie) 2019年3月29日
ジャック・ディラン・グレイザー
Freddy is in the house! @Jackdgrazer has arrived at the world premiere of #SHAZAM! pic.twitter.com/CcYXSEcGHP
— Shazam! Movie (@ShazamMovie) 2019年3月29日
主役のシャザムを演じるのは、「マイティ・ソー」シリーズなどに出演したザッカリー・リーヴァイです。「マイティ・ソー」は、マーベル作品ですが、今回はDCコミックス作品への出演を果たしています。
そして、気になるのは原作の「キャプテンマーベル」というタイトルです。実は、このシャザムというヒーローはフォーセット・コミック社が生み出した「キャプテンマーベル」という名前のヒーローでした。スーパーマンと酷似していることもあり、DCコミックスと訴訟になり、出版差し止めの憂き目にあったのですが、その後、DCコミックスが「キャプテンマーベル」を出版します。
しかし、その頃には、同名のヒーローがマーベルコミックで登場し、DCコミックスはあえなく「シャザム」への改名を余儀なくされます。
なので、同時期に公開されたマーベル映画「キャプテンマーベル」との関連性はありませんが、このような出来事が背景にありました。
映画『シャザム!』のあらすじ
身寄りのなかった青年のビリー。さえない生活を送っているところに突然、魔術師からスーパーパワーを授かります。「シャザム!」と唱えるだけで、体はムキムキになり、魔法も使えるスーパーヒーローに返信することができるようになりました。
ビリーの親友でもあるヒーローオタクのフレディは、ビリーと共に悪ふざけを繰り返し、おおよそヒーローとは呼べない行動を繰り返します。
しかし、その力に目をつけた科学者のドクターシヴァナが現れ、フレディがさらわれてしまいます。ヒーローとしての自覚に目覚めたビリーは、親友を助けるために立ち上がります。
続きはネタバレで!
映画『シャザム!』のあらすじ結末ネタバレ
1974年のクリスマス、シヴァナは突如謎の神殿に召喚され、宮殿に住んでいる魔術師シャザムから、後継者になることを提案されるが、シヴァナ自身に勇者になる資格がないと判断され、現実へと引き戻されます。その際に、交通事故に遭ったため、シヴァナは父親を失ってしまいます。
主人公ビリー・バットソン
本作の主人公ビリーは幼少期に母親と離れ離れになってしまい、孤児として青春期を過ごしていました。グループホームで生活を送る中で、足が不自由なフレディと親友になりますが、施設には馴染めないでいました。
そのころ大人になったシヴァナは科学者となり、シャザムに関する研究を行なっていました。宮殿へといく方法を見つけ、再び宮殿へと訪れたシヴァナは魔法の封印を解き放ち、魔物たちの力を得ます。そしてシャザムは勇者となる資質を持つ人間を探し始めます。
シャザムの力を手にいれるビリー
いじめっ子から暴行されるフレディを助けたビリーは、宮殿に召喚されます。そこでシャザムへと変身する能力を手に入れます。フレディはもともとヒーローオタクだったこともあり、彼と二人で不思議な力を試していきます。
強大な力を持ったビリーでしたが、使い道はといえば、動画を撮影してアップロードしたり、悪ノリを続けていきます。たまに悪人を退治したりもしました。その頃、シヴァナは、ビリーがシャザムの力を手に入れたことを知ります。
ヒーローとして目覚めるビリー
シャザムの能力で一緒に遊んでいたビリーとフレディですが、些細なことから喧嘩をしてしまいます。その間にフレディがシヴァナにさらわれてしまい、シヴァナは自分の元に来るようにビリーに連絡をします。
囚われたフレディを助けに行ったビリーは、シヴァナ擁する魔物たちに襲われますが、なんとか危機を脱し、宮殿から脱出することに成功します。二人で力を合わせてシヴァナを倒し、宮殿を自分たちの隠れ家として使うようになります。
一歩踏み出す決意をしたビリー
母親との別れや、シヴァナとの戦いを経て、性格も前向きになることができたビリーは、施設での生活にも溶け込めるようになりました。そして、フレディたちと家族になり一件落着となります。最後に、フレディをいじめていた子供達の前にシャザム姿となって姿を現し、喧嘩を仲裁します。そして、シャザムの横にはスーパーマンがおり、フレディが驚きの声を上げて物語は終わります。
映画『シャザム!』の見所は?
シャザムの大きな特徴として上げられるのが、子供のビリーが魔法の呪文を唱えることで、大人姿のヒーロー「シャザム」に変身するということです。能力は大人のスーパーヒーローなのですが、中身は子供のままとなっており、最初のうちは悪ふざけを繰り返します。名探偵コナンの逆バージョンといえば、わかりやすいと思います。
そんなビリーがあらゆることを経験する中で、精神的に成長していく過程が本作では描かれています。
そんな精神的に幼い彼の動向が見どころと言えます。最初のうちは悪ふざけや実験などを繰り返してはしゃぐといったことの連続で、まるでヒーローらしい姿とはいえませんでしが。これもこれまでのDCコミックス作品とは異なるヒーロー像といえるでしょう。
しかし、物語の中で、ビリーは成長を遂げ、スーパーヒーローとしての自覚が芽生え始めていきます。特殊なコンセプトのキャラクターではありますが、その中には、友情や正義、成長といったアメリカンヒーロー映画の重要な要素を踏襲しているといえます。
映画『シャザム!』の感想・評価
シャザム!、冒頭からなかなかショッキングで、大人は直接的な描写はないものの結構無残に殺されるし、予告通りビリーがやってる事がほとんど犯罪なのだが、これって徹底して「悪ガキ」テイストの作品なんだよなあと感じて微笑ましさすらあった。年齢指定の壁に阻まれず、badassな作品が観たい子向けだ pic.twitter.com/VvBvpcIWaP
— BWTT (@BoyWithTheThorn) 2019年4月21日
シャザム!の主人公たちが暮らす家が、インシディアスや死霊館っぽいなと思ったら、美術もワン一派の人で膝を打った。たぶん「家」の中だけで画を持たせる/スムーズに撮影するためには、どういうふうにセットを組めば良いかのノウハウがあって、なんとなく間取りや雰囲気が似てくるんだと思う
— 加藤よしき (@DAITOTETSUGEN) 2019年4月22日
大きい声で「シャザム!」って叫びたくなるような映画。笑いが散りばめられていて、面白かった。そして家族という存在の大切さと暖かさを感じました。子供たちの活躍する映画はやっぱり凄くいい!#シャザム #Shazam pic.twitter.com/13z8ec7Owh
— 𝒜𝓀𝒶𝓃𝑒 (@bijo__) 2019年4月22日
「シャザム」
優しい心と勇気が有れば魔法の呪文1つで無敵のヒーローに。
この御都合主義のような設定が最高の感動を呼ぶ。
学校で鬱屈とした日々を送る少年少女に、クソみたいな気分で会社に通う俺達に、この魔法は涙が出るほどの救いだもの。
古典にして最新の物語。僕らはきっと彼を待ってた! pic.twitter.com/j1fzabWtT6— ino (@euonikustat) 2019年4月22日
映画『シャザム!』を見るには?
映画『シャザム!』は日本で2019年4月19日公開された映画でもあるので、動画配信サービスで公開されるのは、まだ先の話になりそうです。
ただ、この中では、「U-NEXT」が新作映画をいち早く配信することでも知られているため、映画『シャザム!』を見るならU-NEXTがおすすめです。
また、映画『シャザム!』の原作となっているDCコミックス関連作品としては、「スーパーガール」「バットマン」「バットマンVSスーパーマン」「スーパーマンリターンズ」「ジャスティスリーグ」「グリーン・ランタン」などがU-NEXTで配信されているので、スーパーヒーロー映画が好きな人は、ぜひ利用してみてください。