ハリウッドの巨匠で齢88歳を迎えたクリント・イーストウッドが監督・主演を務めた最新作「運び屋」。アメリカでは興行収入100億円を記録する大ヒットとなり、この度日本でも公開されました。
これまで数々の名作映画を世に送り出してきたクリント・イーストウッドが今回選んだのは、90歳の老人が麻薬の運び屋をやるという奇妙なストーリーです。
不思議な仕事を通じて描かれる家族愛や仕事に対する価値観などに注目です。
今回は映画「運び屋」の動画を無料で見る方法をまとめていきます。
Contents
映画『運び屋』無料視聴可能な動画配信サービスは?
映画『運び屋』を無料で見るのであれば、動画配信サービスを利用するのがおすすめです。
動画配信サービスは、映画やアニメ、ドラマなどのさまざまな映像コンテンツが配信されているサービスで、月額料金や作品課金によって利用可能です。ただ、多くの動画配信サービスで、無料お試し期間が用意されています。
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映画『運び屋』は、2019年3月8日に日本で公開された映画でもあります。最新作でもあるので、まだ動画配信サービスでの取り扱いはされていません。
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映画『運び屋』の作品紹介
映画「運び屋」は元々「ニューヨーク・タイムズ」で書かれた衝撃的な記事が原案となっています。事実では80代の退役軍人でもある老人が麻薬の運び屋をやっていたという内容となっており、これを元にクリント・イーストウッド監督がメガホンを取りました。
齢88歳にして、映画監督、そして主演と精力的に創作活動を行う彼の勇姿を見ることができます。アメリカでは興行収入1億ドルを突破するなど、全世界で大注目されている映画でもあります。
映画『運び屋』の原作・監督・主題歌紹介
・監督:クリント・イーストウッド
・脚本:ニック・シェンク
・原案:サム・ドルニック「The Sinaloa Cartel’s 90-Year-Old Drug Mule」
・製作:クリント・イーストウッド
ティム・ムーア
・製作総指揮:アーロン・L・ギルバード
・出演:クリント・イーストウッド
ブラッドリ・クーパー
ローレンス・フィッシュバーン
マイケル・ペーニャ
ダイアン・ウィースト
・音楽:アルトゥロ・サンドバル
・製作会社:インペラティブ・エンターテイメント
・配給:ワーナー・ブラザーズ
・公開:2018年12月14日(アメリカ)
2019年3月8日(日本)
・製作国:アメリカ
クリント・イーストウッドは88歳ながらも2017年に公開された「15時17分、パリ行き」の翌年にこの映画『運び屋』を製作しています。この歳になっても、積極的に作品を作り続けるバイタリティは驚きですね。
キャストには、「アリー/スター誕生」の監督を務め、レディー・ガガとの共演でも話題になったブラッドリー・クーパーが名を連ねています。
映画『運び屋』のネタバレなしあらすじ
アール・ストーンはデイリリーというユリの花を育てる園芸家で、定期的に開催される品評会で認められることに人生をかけていました。しかし、仕事を優先するあまり、家族との関係は崩壊しており、特に娘に関しては、結婚式よりも品評会を優先されたことがきっかけで口もきけない関係になっていました。
仕事一筋で家族を養ってきたアールでしたが、時代の変化とともに事業が頓挫してしまいます。ユリ園も差し押さえになってしまい、孤独な生活を余儀なくされていた中、ある人物から麻薬の運び屋の仕事に誘われます。
経済的に困っていた彼にとって、車を運転するだけで大金が手に入るのは願っても無い話でもあり、アールはこの仕事を始めることにします。
慣れない仕事ながらも、90歳の老人であることが隠れ蓑となり、特に怪しまれることなく、仕事を次々と成功させるアール。大金も手に入れて、孫の結婚パーティーの資金を出したり、火事で焼けてしまった退役軍人センターに援助をするなど、周囲の問題を解決するなかで、家族との関係も修復しようとしていきます。
しかし、彼の周りには、麻薬組織摘発を目論む、麻薬取締官がしぶとい捜査を続けているのでした。
映画『運び屋』の登場人物・キャスト
アール・ストーン(クリント・イーストウッド)
運び屋
クリントイーストウッドたまらんな、いい人というか善良なロクデナシって感じのジジイ pic.twitter.com/C7QPbhVBOu— 瞳・歩笑夢@ひとみぽえむ (@enmt_kihachi) 2019年3月12日
90歳の退役軍人。ユリの花の一種デイリリーを育てる仕事をしていたが、時代の流れによって事業が頓挫。お金を得るために麻薬の運び屋を始めます。老人であることや、これまで事故や違反などが一切なかったためか、ほとんど怪しまれることなく、次々と仕事を成功させていきます。
コリン・ベイツ(ブラッドリー・クーパー)
『運び屋』試写会。麻薬捜査官役としてブラッドリー・クーパーとマイケル・ペーニャが出演してますが、文句無しの正統派ブラッドリーとコミカル面を押さえた変化球ペーニャが美味しゅうございました。真面目なペーニャ、是非観て欲しい。
てかキミ達、二人ともMCUの人やんw#運び屋感想 pic.twitter.com/O7xfsjzP5K
— いちごま | 3/16塚口3/17川崎 (@ichigoma0226) 2019年2月20日
麻薬捜査局の捜査員。現場で麻薬組織を追っていきます。麻薬組織の1人から情報を聞き取るなど、ダーティーな手法も厭わない性格で、非常にクレバーではあるのですが、アールの運び屋らしからぬ予想ができない動きに翻弄されていきます。
メアリー(ダイアン・ウィースト)
運び屋、常に皺寄せしつつ自由に演じるイーストウッドは言わずもがなだけど、私的に真のMVPはアールの妻メアリーを演じたダイアン・ウィーストさんだと思う。この方のひたすらアールに非常に複雑な愛憎を抱えた演技がアールの弱さを際立たせていて pic.twitter.com/iDCCXN4Osv
— 梶原一郎 (@robosuretaroji_) 2019年3月9日
アールの元妻。仕事一筋で家庭をないがしろにしてきたことを恨んでいるが、それでも愛情の一旦は垣間見せることがあります。
アイリス(アリソン・イーストウッド)
#映画好きと繋がりたい
『アリソン・イーストウッド』🇺🇸
父との共演は「タイトロープ」(84)以来なので
35年振り。。。
何故、共演が無かったのか?不思議です😅
私生活では「運び屋」とは違い、
仲の良い父娘の関係だそうです😁 pic.twitter.com/STM31BCdg3— kazz50 (@horohoro_no_mi) 2019年3月17日
アールの娘。自身の結婚式をすっぽかされて、デイリリーの品評会を優先したことを恨んでおり、アールとは口も聞いていない。
映画『運び屋』の魅力①家族愛
映画『運び屋』の魅力は何と言っても作品の中で描かれる家族愛です。アールという人物が麻薬の運び屋という仕事をやっていく中で、次第に家族関係が回復していきます。
特に、妻メアリーとの関係性は非常に複雑で、夫婦として幸せな時間を共有したこともある一方で、夫に愛想をつかしている部分もあります。しかし、最後のところで互いを思い、愛し合う様は胸を打ちます。
妻の病床でアールが思い出の歌を妻と一緒に口ずさむシーンがあるのですが、そこに2人の夫婦生活の全てが凝縮されており、感動を誘うシーンとなっています。
その他にも、アールと娘、孫娘などの関係性の変化にも注目しながら映画を見て欲しいと思います。
映画『運び屋』の魅力②仕事観
そして、映画『運び屋』の2つ目の魅力はアールという人物の仕事観です。麻薬の運び屋というデリケートな仕事をする中でも、アールは寄り道をしたり、不規則な仕事ぶりを発揮します。
そんな彼の姿に最初は戸惑い注意を繰り返す麻薬組織の面々ではあったのですが、次第に彼の人柄に絆されたのか、彼のペースで仕事をさせることを受け入れていきます。
もちろん彼の不規則な動きが麻薬捜査を撹乱させていたという部分もあるのですが、キッチリとタスクを着々とこなすという仕事ぶりとは真逆の彼の仕事感には、現代にはない心の余裕があると思います。
映画『運び屋』の感想・評価は?
『運び屋』
ちょっとワケが分からないくらいの傑作でしたね…もう今年はこれだけ観ればイイんじゃないかってぐらい。
イーストウッドから我々への愉快で重厚な遺訓。軽快さは死を受け入れた裏返しなのかも。
「遠からず、この人の作った映画が観れない日がやってくるんだ…」と胸が熱くなった。 pic.twitter.com/nfSbCbXukf— メトロポリタン (@redsoil3) 2019年3月10日
『運び屋』観た
あ~この人、家庭に向かない人!って一発で分かるお爺ちゃん。
息子や孫の年のギャング達をユーモアと人情であしらいながら麻薬を運ぶ。
人生、墓に入るまで分からんぜ、とクリント・イーストウッドが笑っていた。 pic.twitter.com/jfKy3y62bD— フクフク (@mikechancon) 2019年3月16日
映画「#運び屋」鑑賞
クリント・イーストウッドに外れなし伝説に追加🏆ドラッグ運搬中にノリノリで歌い、気ままに寄り道
警官やボスを目の前にしても怯まずマイペース
犯罪は別として、なんとも魅力的な90歳(女好き実の娘(アリソン・イーストウッド)が娘役・・・諸々のセリフ本気で言ってそう😓 pic.twitter.com/AhjPCNeKfh
— Asturias(アストリアス)棒人間 (@Ast_Istvan) 2019年3月12日
映画『運び屋』を見た筆者の感想
映画を見るときに、登場人物がどれほど愛おしく感じられるかというのが重要だと思っています。その中では、映画『運び屋』の主人公アールは非常に愛おしさを感じさせる人物でもあり、その時点で面白い映画だと思えました。
不器用で仕事人間、古い価値観をもっており、おおよそ現代社会では到底受け入れられないような人物ではあるのですが、そんな彼だからこそ持っている考え方や深い愛情、そして、麻薬の運び屋という仕事を経験していく中で、彼が人生の中で犯してきた過ちに気づき、家族との絆を取り戻していく過程に感動しました。
映画『運び屋』同監督の映画を無料視聴可能なおすすめ動画配信サービス
映画『運び屋』の配信は、少し先であることが予想されます。
そうであれば、映画『運び屋』で監督を務めたクリント・イーストウッドの過去作を予習としてみておくことをおすすめします。
ハリウッドの巨匠の1人でもあり、数々の名作を残しているので、これを見逃す手はありません。
①「アメリカン・スナイパー」

イラク戦争に従軍したアメリカ兵を描き、興行収入が3億ドルを超えた大ヒット作でもあります。多くの論争を巻き起こした映画でもあり、クリント・イーストウッド監督の代表作でもあります。
こちらの映画はAmazon primeなどで視聴可能となっています。
②ハドソン川の奇跡

2009年に実際に起きた飛行機事故の救出劇を描いた「ハドソン川の奇跡」。トム・ハンクスの主演でも話題になりました。
こちらの映画はU-NEXTで視聴可能となっています。
③ミリオンダラー・ベイビー

クリント・イーストウッド監督の代表作の1つで、アカデミー賞作品賞も受賞した「ミリオンダラー・ベイビー」。当時74歳のクリント・イーストウッドも監督・主演を果たしています。
こちらの映画はU-NEXTで視聴可能となっています。
映画『運び屋』の配信前に、クリント・イーストウッドの名作の数々を動画配信サービスで楽しんでみてはいかがでしょうか。
【見出し】映画『運び屋』関連作品を無料で見るなら動画配信サービス
クリント・イーストウッド監督の最新作で、年齢的には遺作になる可能性も否定できない映画『運び屋』。この作品を見逃すわけにはいきません。少し先にはなると思いますが、動画配信サービスでも公開されると思いますので、無料で見たい人はぜひ利用してみてください。