1996年に公開された『ミッションインポッシブル』は、極限のスパイアクションと重厚なストーリーが話題となり、世界中で大ヒットしました。数年おきに新作映画が公開されるようになり、現在では全部で6作品あり、記録的な大ヒットとなっています。そんな『ミッションインポッシブル』シリーズが2021年と2022年に公開されることが決定し、ファンは喜びの声を上げています。
そこで、今回は『ミッションインポッシブル』シリーズを見る順番について紹介します。時系列やレギュラーメンバー、そして『ミッションインポッシブル』シリーズを無料で見る方法について紹介します。ぜひ、最後までご覧ください。
Contents
映画『ミッションインポッシブル』シリーズの作品紹介
“スリリングでダイナミック!”
『ミッションインポッシブル』シリーズは1996年よりスタートしたスパイアクション映画になります。秘密組織IMFに所属するイーサン・ハント扮するトム・クルーズがスタントマン無しの過激なアクションシーンをこなす事で、世界中の注目を集めました。
元々はアメリカのドラマシリーズ『スパイ大作戦』(原題:Mission:Impossible)の映画作品ですが、ドラマシリーズを見ていなくても楽しめます。記事執筆時点では6作品が公開され、公表されている興行収入だけでも約20億ドル=約2100億円と、記録的な大ヒット映画シリーズになります。
既に、7作目、8作目の公開が決定しており、連続するストーリーなのではないかと噂されています。
映画『ミッションインポッシブル』シリーズを見る順番は?時系列も解説!
2021年・2022年に新作の公開が予定されている『ミッションインポッシブル』シリーズは全部で6作あります。
シリーズを見る順番と時系列順について簡単に解説します。
『ミッションインポッシブル』シリーズを公開年順に並べると、
- 『ミッション:インポッシブル』(1996年)
記念すべき1作目。有名なアクションシーン連発で、今から見ても十分に楽しめる。 - 『ミッション:インポッシブル2』(2000年)
前作以上のスケールで繰り広げられるアクション。中国人監督の独特なアクションシーンが話題に。 - 『ミッション:インポッシブル3』(2006年)
小気味よいテンポで進むストーリーと、迫力のあるアクションのバランスが良くて、始めて見る人にも分かりやすい。 - 『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011年)
シリーズで最も過酷と言われているミッション。本作から脚本が繋がって来るため、見ておいた方が後のシリーズがより理解しやすくなる。 - 『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015年)
世界規模の大掛かりな撮影が行われる。SNSにより撮影シーンの裏側がネット上に拡散されるようになり、トム・クルーズのスタントマン無しのアクションに改めて称賛の声が上がった。 - 『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018年)
シリーズとしては初めて、前作のストーリーを踏襲した上でのストーリー構成がファンの間で話題に上がった。
このようになります。公開順がそのまま時系列順となり、見て欲しい順番になりますが、全部を見るのが時間的に難しい人は『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』と『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』を抑えましょう。
というのも、この2作品は監督が同じクリストファー・マッカリーで、脚本も自ら手掛けています。そのため、この2作品はストーリーとして繋がりがあるため、セットで見ておくべきです。
そして、2021年・2022年公開予定の7作目と8作目の監督・脚本もクリストファー・マッカリーが担当しています。7作目・8作目は、クリストファー・マッカリーが監督した『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』と『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』と関係するかもしれないと言われています。
新作が公開される前に、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』と『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』を動画配信サービスで視聴しましょう。
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映画『ミッションインポッシブル』シリーズ各作品の紹介
『ミッション:インポッシブル』

原題:Mission:Impossible
監督:ブライアン・デ・パルマ
脚本:デヴィッド・コープ、ロバート・タウン
出演者:トム・クルーズ、ジョン・ヴォイト、エマニュエル・ベアール
極秘諜報部隊IMFに所属するイーサン・ハントは、ある作戦中に敵対組織の攻撃を受けてチームが全滅してしまう。生き延びたイーサンは任務を続けようとするが、実は作戦自体が罠で、IMFに潜入した裏切者をあぶりだす為に行われていたと知る。唯一生き残ってしまった事で、逆に疑われたイーサンは、自分の無実を証明するために本物の裏切者を見つけようとするが…。
記念すべきシリーズ初作品ですが、公開前はかなり評判が悪かったです。というのも、元のシリーズである『スパイ大作戦』のオリジナルキャストが映画を見て、自分たちが演じたキャラクターが違った解釈やひどい扱いを受けているのを見て、否定的な反応を示したのです。また、批評家たちからの評判も悪く、不安視されていました。ところが、現代風にリメイクされたスパイアクションや、トム・クルーズのスタントマン無しのアクションが評判を呼び、当時アメリカで記録を作っていた『ターミネーター2』や『ジェラシックパーク』を上回る結果を生みました。
『ミッション:インポッシブル2』

原題:Mission: Impossible Ⅲ
監督:ジョン・ウー
脚本:ロバート・タウン
出演者:トム・クルーズ、タンディ・ニュートン、ダグレイ・スコット
イーサン・ハントは敵対組織に奪取された化学兵器を奪還するため、民間人の協力者ナイアと共にスペインへと向かった。キメラと呼ばれる化学兵器は30時間で人を死に至らしめる恐るべき効果を持っていたが、なんと盗み出したのは元IMFのメンバーだったことが判明した。静かにミッションを進めていくイーサンだったが、ナイアに惹かれていき…。
1作目が高評価を得た事で作られた続編になります。それだけにファンや批評家の目は厳しくなりましたが、2作目は見事に応えました。前作以上のアクションに加えて、スパイが美しい女性と惹かれあい恋に落ちていくというストーリーが受けて、その年の世界興行収入のトップに君臨しました。監督のジョン・ウーは「ジョン・ウー・アクション」と呼ばれる、独特なアクションシーンが有名で、この映画でも発揮されています。
『ミッション:インポッシブル3』

原題:Mission: Impossible III
監督:J・J・エイブラムス
脚本:アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー、J・J・エイブラムス
出演者:トム・クルーズ、フィリップ・シーモア・ホフマン、ヴィング・レイムス、ビリー・クラダップ、ミシェル・モナハン、ジョナサン・リース=マイヤーズ、ケリー・ラッセル、マギー・Q、ローレンス・フィッシュバーン
いくつものミッションをこなしたイーサンは、現場を退きIMFエージェントを育てる教官となっていた。仕事を婚約者に秘密にしながら生活していたが、イーサンの元に教え子が捕まったというニュースが届く。救出任務に参加するイーサンだったが、教え子はIMFに裏切者が居ると残して死亡してしまった。上官の裏切りを知ったイーサンが拘束しようとするも、逃げられたうえ婚約者まで人質に取られてしまう…。
鬼才と呼ばれるJ・J・エイブラムスによるシリーズ3作目です。監督のエイブラムス自身が脚本に参加した事もあり、テンポの良いストーリーは派手なアクションと相まって批評家からの評価が高い作品です。
『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』

原題:Mission: Impossible – Ghost Protocol
監督:ブラッド・バード
脚本:アンドレ・ネメック、ジョシュ・アッペルバウム
出演者:トム・クルーズ、ポーラ・パットン、サイモン・ペッグ、ジェレミー・レナー、ジョシュ・ホロウェイ、アニル・カプール
IMFのエージェントが奪うはずだったファイルが別組織に奪われてしまった。急きょ、追跡チームを結成したIMFのジェーンとベンジーは、モスクワの刑務所に収監されているイーサンを脱獄させた。実は、イーサンは前作で結婚したジュリアを敵対組織に殺されてしまい、復讐の為にIMFとは関係ない殺人を犯していたのだ。身も心もやつれていたイーサンは過酷なミッションに参加するが…。
『ミッションインポッシブル』シリーズは、作品ごとに監督が変わるのが特徴ですが、本作で抜擢されたブラッド・バードは実写映画が初めての監督です。『Mr.インクレディブル』などのアニメ作品の監督だっただけに、最初は不安視されていましたが、CGと実写を巧みに使った表現や、これまでのシリーズの中でも最も過酷なミッションを上手く描いた事でファンからは称賛の声が上がっています。
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』

原題:Mission: Impossible – Rogue Nation
監督:クリストファー・マッカリー
脚本:クリストファー・マッカリー
出演者:トム・クルーズ、ジェレミー・レナー、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、ヴィング・レイムス、ショーン・ハリス、アレック・ボールドウィン
ベテランエージェントへと成長したイーサンは、「シンジゲート」と呼ばれる謎の犯罪組織の正体を探るミッションについていた。一方でIMFのこれまでの活動を快く思っていなかったCIA長官によって、「シンジゲート」はIMFがマッチポンプとして作り出した組織だと糾弾されてしまい、イーサンは反逆者として国際手配されてしまった…。
監督のクリストファー・マッカリーは、監督よりも脚本家として有名な人物で、過去にはアカデミー賞脚本賞を受賞しています。実は前作『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』の脚本にもクレジットには表記されていませんが参加しており、次作の『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』にも監督・脚本として参加しております。そのため、『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』~『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』まではストーリーとして繋がっている部分が多いです。
『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』

原題:Mission: Impossible – Fallout
監督:クリストファー・マッカリー
脚本:クリストファー・マッカリー
出演者:トム・クルーズ、ヘンリー・カヴィル、ヴィング・レイムス、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、ショーン・ハリス、アンジェラ・バセット、ミシェル・モナハン、アレック・ボールドウィン
「シンジゲート」を壊滅させたイーサンは、プルトニウムを回収するミッションに参加していた。ところが、何者かの策略により3つのプルトニウムは奪われてしまい、複数の都市に仕掛けられてしまう。プルトニウムを奪ったのは「シンジゲート」の生き残りだと判明したイーサンは、奪われたプルトニウムを奪還する過程でIMFによる偽装死亡されたジュリアが狙われている事を知り…。
56歳になってもスタントマン無しで、過激なアクションに挑戦していたトム・クルーズですが、撮影中に大怪我を負ってしまいます。ビルからビルへと飛び移るシーンで、全治9カ月の大怪我でしたが、僅か6週間で撮影に復帰したのです。そのシーンは映画中に使われており、大変な注目を集めました。
映画『ミッションインポッシブル』シリーズの登場人物・キャスト
イーサン・ハント (トム・クルーズ)
IMFの伝説的エージェント。IMFのエージェントとして、数々のインポッシブル(不可能)と言われたミッションを成功させてきた男。一時期、現場を引退して教官を務めていたが、IMFが弱体化したことを受けて現場に戻る。敵対組織の策略によって何度も指名手配されるが、メンバーからの信頼は非常に高く、常にチームのリーダーシップを取る。
1作目から登場するイーサンを演じ続けているのはトム・クルーズです。『トップガン』でトップスターに仲間入りすると、『ミッションインポッシブル』シリーズでアクション俳優としての地位を確立しました。『ミッションインポッシブル』シリーズに出演する前は、社会派作品やアート系作品に出演しており、『7月4日に生まれて』や『ザ・エージェント』アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた実力を持っています。
ルーサー・スティッケル (ヴィング・レイムス)
【#エージェント】
ヴィング・レイムスが演じたルーサーは、『ミッション:インポッシブル』の脚本では序盤で死亡していた😮トム・クルーズに「どうして黒人男性はいつも死ななくちゃならないんだ❓」と疑問を呈したことから、22年に渡る絆が始まった…‼#MIプレイバック#フォールアウト #mijp pic.twitter.com/IO1RY8jASD
— 『ミッション:インポッシブル』公式 (@MImovie_jp) 2018年7月21日
イーサンの頼れる相棒。IMFのエージェントで、主にコンピューター関係のハッキングなどを担当しています。イーサンとの関係はIMFの中でも長く、様々なミッションでコンビを組んでいます。その信頼関係は深く、あるミッションではプルトニウムを守るよりも、ルーサーを助けるのを優先したほどです。
1作目から全てのシリーズに登場するルーサーを演じているのは、ヴィング・レイムスです。『ミッションインポッシブル』シリーズ以外にも、『パルプ・フィクション』や『コン・エアー』、『ドーン・オブ・ザ・デッド』などの作品に登場しています。
ベンジー・ダン (サイモン・ペグ)
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IMFの愛されキャラ。イーサンと共に過酷なミッションに参加するエージェント。エージェントとしては未熟な部分もあるが、イーサンと一緒に銃撃戦に参加したり、ルーサーのハッキングをサポートしたり幅広く活躍する。おっちょこちょいで憎めないキャラクター。
3作目から登場するベンジーは、シリーズが進むにつれて成長するキャラクターです。そのため、ファンからは裏の主人公とまでささやかれるベンジーを演じているのは、サイモン・ペグです。俳優だけでなく脚本家としても実力があり、『スター・トレック BEYOND』では出演者兼脚本家としてクレジットされています。
ジュリア・ミード (ミシェル・モナハン)
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イーサンの幸せの象徴。イーサンがIMFのエージェントだとは知らずに結婚したが、そのためにいくつもの敵対組織から狙われるようになってしまう。そこでIMFによって死亡が偽装され、イーサンとは離婚をして別々の道を歩んでいる。
3作目・4作目・6作目に登場するジュリアを演じているミシェル・モナハンは様々な映画やテレビドラマに出演している女優です。日本に留学した経験があり、日本語を話す事も出来ます。
映画『ミッションインポッシブル』は実写の限界に迫るアクションシーンの連続
『ミッションインポッシブル』シリーズの魅力といえば、やはりトム・クルーズのアクションです。普通ならCGや特殊撮影を使って、あたかも本物のように見せるシーンでも、トム・クルーズは自分で演じる事にこだわっています。
『ミッションインポッシブル』シリーズに掛ける情熱は熱く、撮影現場で周囲が止めるような危険なアクションシーンを思いついては、実際にやり遂げています。
また、トム・クルーズは様々なマシーンの扱いに長けており、車やバイクはもちろんのこと、ヘリの操縦シーンも自分で操縦しています。限界寸前まで挑戦する事で、アクションシーンに迫力が増して、作品の魅力を高めています。
映画『ミッションインポッシブル』シリーズは重厚かつ複雑で先の読めないストーリー
『ミッションインポッシブル』シリーズは、基本的なストーリーは変わりません。IMFから下されたミッションをイーサンがメンバーを率いて、不可能を可能にしていくという内容です。
しかし、その基本ストーリーを知りつつも、一瞬先も予想が付かないストーリーは高く評価されています。また、毎作品ごとに違う美しい女優との共演も、ストーリーを華やかにする要因です。現実世界の社会情勢を反映させつつ、どんな風に物語が進んでいくのかファンは興奮しながらスクリーンにくぎ付けとなってしまいます。
映画『ミッションインポッシブル』シリーズの評価
『ミッションインポッシブル』シリーズは全体的に高い評価を受けています。その中でも、絶賛されている『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』の感想を紹介します。
“アクション極まった”
シンプルな感想ですが、多くの人が『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』のアクションが最も凄いと評価しています。特に、トム・クルーズが怪我をしたシーンは生々しい迫力があり、注目を集めました。
“アクションものは舌が肥えたせいで途中で飽きて止める、寝る事が多いけど、これは魅せるね。トムクルーズのかっこよさもあるけど。”
56歳になっても現役で活躍するトム・クルーズに称賛の声が上がっています。全治9カ月という大怪我をしながらも、すぐに撮影に復帰したのですから驚きです。
“サイモン・ペッグ演じるベンジーはお気に入りキャラクターで、彼が相変わらずひょうきんな一面を見せながら現場のエージェントとして頑張っていたのが嬉しい。”
トム・クルーズ以外にも、レギュラーメンバーが変わらずの活躍をしていたのも評価が高いです。新作に登場するかどうかは不明ですが、ぜひとも登場して欲しいです。
映画『ミッションインポッシブル』シリーズの順番・時系列まとめ
『ミッションインポッシブル』シリーズは、派手なアクションやスパイ物ならではの心理戦を楽しみたい人にオススメの映画です。
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