エズラ・ミラー出演映画『ウォールフラワー』のキャスト・あらすじ結末ネタバレ!感想と評価

大人たちからは、何の悩みもないように見える思春期。実は人生でもっとも心が不安定な時期だったりもします。自分が何者なのかわからず、これから何者になりたいのかも見えない未来に、ただただ不安で葛藤した10代の頃……。

そんな、誰もが経験する青春時代を、淡々とリアルに描いているのが、映画「ウォールフラワー」です。

原作は発売されるや200万部を超える大ベストセラーとなり、若者の間でカルト的な人気となった話題作「The Perks of Being a Wallflower/ウォールフラワー」。舞台は80年代と少し古いものの、スクールカースト、ドラッグや自殺、セックスや同性愛など、現代にも通じる普遍的なテーマが描かれています。なんと、アメリカの高校では原作を必読書に指定しているところもあるんだとか。そう、ビバヒルだけがアメリカの高校じゃなかったんです!

本作には、今ハリウッドでホットな俳優として注目されるエズラ・ミラーがゲイの高校生役で出演していることも話題になりました。そんな映画「ウォールフラワー」の魅力をじっくりご紹介します。

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映画『ウォールフラワー』の作品情報

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原作は「The Perks of Being a Wallflower/ウォールフラワー」は、「ライ麦畑でつかまえて」の再来とも言われた大ベストセラー。「ハリーポッターシリーズ」のエマワトソンが脚本を一気読みするほど惚れ込んで、映画化を熱望したというエピソードもある作品です。

人生でもっとも悩ましい高校時代が、80年代の懐かしい音楽とカルチャーをバックに描かれています。

原題:「The Perks of Being a Wallflower/ウォールフラワー」
原作:スティーブン・チョボスキー
監督:スティーブン・チョボスキー
脚本:スティーブン・チョボスキー
主要キャスト:ローガン・ラーマン、エマ・ワトソン、エズラ・ミラー
制作国:アメリカ合衆国
ジャンル:青春
音楽:マイケル・ブルック
配給会社:サミット・エンターテインメント(アメリカ)/ギャガ(日本)
公開時期:2012年9月21日(アメリカ)/2013年11月22日(日本)

原作者が脚本・監督までを手掛ける

こちらの作品では、原作者であるスティーブン・チョボスキーが脚本そして監督までを務めています。そのため原作の世界観を損なわず、映像化することに成功しているのも魅力です。

思春期の眩しくも苦しい日々をじっくり味わえる作品になっています。

映画『ウォールフラワー』のあらすじ

チャーリー(ローガン・ラーマン)は、小説家を志望する16歳の少年。高校入学初日にスクールカースト最下層に位置付けられ、ひっそりと息を潜めて日々をやり過ごすことに注力していた。ところが、彼の生活は、陽気でクレイジーなパトリック(エズラ・ミラー)、美しく奔放なサム(エマ・ワトソン)という兄妹との出逢いにより、一変する。初めて知る“友情”、そして“恋”―。世界は無限に広がっていくように思えたが、チャーリーがひた隠しにする、過去のある事件をきっかけに、彼らの青春の日々は思わぬ方向へ転がり始める―。

参照:映画「ウォールフラワー」公式サイト/ギャガ

映画『ウォールフラワー』の登場人物とキャスト

出演者の知名度でいうとエマ・ワトソンが断トツですが、エマが霞む(?)ほどにその他の出演者の好演が光っています。主人公チャーリーを演じたローガン・ラーマンは、こちらの役がまさにハマリ役! その演技は、共演のエズラ・ミラーも「彼以外に主役は考えられない」と絶賛するほどです。そんなエズラ・ミラーも、今や注目の若手俳優として、映画界だけでなく、ファッション界も大注目のホットな俳優の一人。私も「ウォールフラワー」で一気にファンになっちゃいました!

これからの映画界を担うであろう、実力派な若手俳優陣を紹介しちゃいます。

『ウォールフラワー』の登場人物とキャスト

チャーリー役/ローガン・ラーマン

8歳でメル・ギブソン主演映画「パトリオット」に息子役で出演し、子役としての芸歴も長いローガン。実はビバリーヒルズ出身で矯正器具を扱う会社を営む一家のおぼっちゃま。見事に子役イメージから脱却し、今後の活躍が期待される若手俳優の一人です。
本作では、過去のトラウマと親友の自殺から精神疾患を患い、中学時代に入院歴のある影ある16歳の少年という難しい役どころをリアルに演じています。誰にも気づかれない「ウォールフラワー=壁の花」として存在を殺すかのように、目立たず息をひそめていた高校生活から、パトリックとサムの義兄妹に出会い少しずつ変わろうとする健気な姿を好演しています。

サム役/エマ・ワトソン

エマ・ワトソンの名を一躍世にに知らしめた映画と言えば、もちろん「ハリーポッターシリーズ」ですよね。おしゃまでちょっと生意気なハーマイオニーをかわいらしく演じていたエマも、今や実力派女優として確固たる地位を築いた感があります。さらには女性の人権活動にも力を入れるなど、その活躍は多岐に渡ります。過去には「世界でもっとも美しい顔100人」の1位に輝き、ハイブランドの広告モデルに抜擢、さらに名門ブラウン大学に入学するなど、才色兼備の代名詞的な存在となっています。
その美貌と実力を買われ、ディズニー映画「美女と野獣」のヒロイン役を務めたことも記憶に新しいところではないでしょうか。エマというと、ファンタジー作品のイメージを持つ方も多いと思いますが、自身が惚れ込んで映画化を実現したという本作では、恋に奔放な美しい女子高生をリアルに演じています。

パトリック役/エズラ・ミラー

「少年は残酷な弓を射る」で実母を追い詰める恐ろしくも繊細な息子を好演したエズラ・ミラー。本作では、一転して陽気で自由を愛するゲイの高校生役を好演しています。私生活でも「クィア」を自称し、多様な性やジェンダーを受け入れると語っているエズラ。その辺りは、本作のパトリックに通じるものがあります。
ユダヤ系の父を持ち、エキゾチックな顔立ちと独特の言動はファッション界でも注目を集め、プラダのキャンペーンモデルに抜擢されています。幼い頃にはオペラ歌手として舞台に立った経験があり、声変わりを機に俳優に転向したのだとか。また、プライベートでは大の東京好きとしても有名で、自腹で来日するほどの親日っぷり。自身のツイッターでは、コミケを訪れた際の写真なども公開しています。

映画『ウォールフラワー』の結末ネタバレ

高校入学初日

高校入学前の夏を家族以外の誰とも話さなかったチャーリーは、幻覚に悩まされ入院していた過去を気にしています。入学前夜、”Dear Friend”で始まる宛先の無い手紙には、”生活を変える必要がある”としたためるのですが……登校初日は新しい友達は誰もできず、中学時代に仲のよかった友達には無視され、3年生の実姉にもランチを断られて独りぼっちに。そんな時、チャーリーは技術工作の授業にあらわれた上級生のパトリックに興味を持ちます。パトリックは授業前に教師のものまねをし、あらわれた教師に名前を間違うくらいなら”ナッシング”と呼んでくれと言う風変わりな男子でしたが、チャーリーにはパトリックの行動は、1年生なごませるためだとわかっていました。
その日最後の国語の上級クラスでは、後にチャーリーの理解者の一人となる教師アンダーソンと出会います。アンダーソンはチャーリーの賢さにさっそく目をつけますが、内気なチャーリーは挙手も発言もしないので、もっと参加すべきだと促します。その日、チャーリーは「高校は中学よりひどい」「早く友達をつくりたい」と宛てもない手紙を書くのでした。

パトリックとサムとの出会い

その後も友達はできず、薬を飲みながらなんとか高校生活をやり過ごそうとしていたチャーリーに転機が訪れます。チャーリーはアメフトの試合を観戦に行き、自校の応援席で風変わりな上級生パトリックを見つけ、思い切って話しかけます。快く話に応じてくれたパトリックと話していると、そこに美しい女の子サムがあらわれ、チャーリーは一目ぼれをします。試合後にカフェで話しながらパトリックとサムは義理の兄妹だということを知り、楽しい時間に希望を見出すチャーリーですが、帰宅後に姉とボーイフレンドの喧嘩を目撃し過去のトラウマがよみがえります。チャーリーがもっとも敬愛し、小説家になるように勧めてくれたヘレンおばさんも、かつて彼氏に暴力を受けていたのでした。

秘密の告白

高校のパーティーに参加したチャーリーは、相変わらずウォールフラワーとして壁に寄りかかるだけで、誰とも交われません。そこにパトリックとサムがあらわれてダンスをはじめます。意を決して一歩ずつ2人に近づいてきたチャーリーをパトリックとサムは歓迎し、そのまま2人の仲間たちのパーティーに招き入れます。そこで出会った、やはり風変わりな仲間たちに、マリファナ入りのケーキを食べさせられたチャーリーはハイに。サムに介抱されながら、自分の身の上を話すチャーリーは、親友だったマイケルが自殺してしまった過去を話すのでした。一方、パトリックはアメフトの花形選手であるブラッドとキスしているところをチャーリーに見られてしまい、二人は秘密を共有するようになります。

仲間としてチャーリーを迎え入れたパトリックとサムがチャーリーに乾杯しようとすると、チャーリーは初めて誰かに気づいてもらえたことに感激します。その晩の帰り道、荷台に立ち手を広げるサムを乗せたバンでトンネルを疾走しながら、チャーリーは無限を感じるとつぶやくのでした。

ファーストキス

交流を深めていくチャーリーとパトリック達。「ロッキーホラーショー」に出演するパトリック達を鑑賞したり、仲間の集まりに参加したり、チャーリーは徐々に居場所を見つけていきます。サムは大学生のクレイグに恋をしていますが、チャーリーはサムの勉強を手伝うなど自分なりに距離を縮めようと努力します。
クリスマスの夜、仲間たちとのプレゼント交換の後、チャーリーはサムからタイプライターをプレゼントされ「仲間のことを書いて」と言われます。そこでサムは、自分のファーストキスは父親の上司だったこと、これまで辛い交際を経験してきたことを打ち明けます。そして2人は初めてのキスを交わし、愛していると伝え合います。

2つの事件

パトリック達の仲間の一人メアリー・エリザベスからダンスパーティーに誘われたことをきっかけに、付き合うことになってしまったチャーリー。気乗りしないままメアリーと交際を続けていたある日、チャーリーは一番かわいい女の子にキスしろという挑戦を受けて、メアリーや仲間達の前で思わずサムにキスしてしまします。この事件をきっかけに仲間達に距離を置かれ、再び独りぼっちになってしまうチャーリーは、また体調を崩していきます。
そんな時、パトリックとマイケルの関係にも危機が訪れます。食堂でアメフト仲間からからかわれたパトリックを庇おうともしないマイケルに、パトリックはいら立ちを爆発させて喧嘩が起こります。殴られるパトリックを救ったのは、なんとチャーリーでした。無意識のうちに相手を殴り倒し、自らも気絶してしまったのでした。

トラウマからの解放

再び仲間に受け入れられたチャーリーですが、仲間達の卒業が迫り、幻覚を抑えられないことに不安を募らせます。卒業式の夜、チャーリーはサムに本当の気持ちを伝え、二人は結ばれそうになるのですが……チャーリーは過去に叔母ヘレンに性的な虐待をされたことを思い出してしまいます。入院し治療を受けたチャーリーを家族は温かく迎え入れ、パトリックとサムも訪ねてきてくれます。チャーリーは架空の友達に手紙を書くことを辞め、新しい一歩を踏み出す決心をします。

映画『ウォールフラワー』の感想

スクールカーストを扱う映画と聞いて、正直、薄っぺらい内容だと思って期待せずに見たのですが、予想を裏切って見ごたえのある作品でした。

ストーリーはとても淡々としていて、ビバヒルのようにリッチな高校生も出てきませんし、トワイライトのようにヴァンパイア高校生も登場しません。ただ普通の高校生が普通に葛藤する姿を追うストーリーなのですが、なぜか心に響くのは、誰もが10代の頃に同じように葛藤していたからでしょう。

既に大人になった私が見ても、些細なことに傷ついたり、大人ぶってみたり、不安な気持ちに苛立ったり、失恋が世界の終わりのように感じたりしたあの頃を思い出して、胸がちょっと締め付けられました。人気者も目立たない子も、思春期に悩みのない人なんていなかったことを改めて気づかされた思いです。

また、ストーリー展開に不自然なところがなかったのも好印象でした。本が原作の映画って、途中で話が飛びすぎることってありますよね。今回は原作は読んでいませんが、内容をはしょった感じがせず、一つひとつのエピソードが深堀りされていて、登場人物たちの心の機微が丁寧に描かれていました。

みどころ

80年代のアメリカンカルチャーと、アメリカのハイスクールライフを覗けるのも、本作のみどころのひとつです。

アメフト部はスタジャン、音楽はカセットテープにダビング、コードレスホンで長電話など、懐かしい場面が随所に盛り込まれています。デヴィッド・ボウイを大音量でかけながら、バントラックでトンネルを疾走する場面は、本作の代表シーンにもなっていてカッコいいんです。

また、両親のいない隙をねらって度々開かれる高校生のパーティーは、アメリカの高校ならではという感じ。そもそも校内でダンスパーティーが開催されることなんて、日本の高校生では考えられませんよね。パートナー探しとかすごく大変そうなので、アメリカ人じゃなくてホント良かった! さらには、車を乗り回したり、マリファナやらドラッグがパーティーで回ってきたりと、アメリカの高校生はやっぱ違う!

映画『ウォールフラワー』の評価まとめ

『ストーリー』
評価:★★★★

原作者が脚本監督を手掛けているだけあって、原作の深みを損なわないストーリーになっています。リアルな高校生活を描いているので、ストーリーに共感しやすいところも高ポイント。

『演技』
評価:★★★★

主人公のローガン・ラーマンがトラウマをかかえる内気な少年チャーリーを見事に演じ切っていて、ところどころグッとこさせらます。高校入学初日のおびえた表情や、勇気をだして一歩を踏み出していく姿は、こちらまで彼のドキドキが伝わってくるようでした。

パトリックを演じたエズラ・ミラーも良かった! パトリックの奇抜さやカリスマ性と優しさ、ゲイがゆえに苦悩する姿など、それぞれの側面を融合させたエズラにしかできないパトリック像を作り上げています。

サム役のエマ・ワトソンは安定感のある演技を披露。ハマリ役と言えばハマリ役なのですが、エマのイメージと重なる部分もあり意外性がなかったのが、少し残念でした。実力は世界が認めるところなので、個人的にはもっと期待を裏切って欲しいかったと思いました。

『演出』
評価:★★★★

原作者が監督しているので、原作の世界観がそのまま活かされています。友人ができても自信が持てない主人公の不安な心が伝わってくる繊細な演出はあっぱれ! 不安な時に無意識に出てしまうしぐさや表情まで、細かくしっかり描いているので、主人公の気持ちに寄り添って見ることができました。

『イケメン度』
評価:★★★★★

5つ星を付けたのは、エズラ・ミラーが素敵すぎるから! 正直、他にはこれと言ったイケメンは登場しませんが、エズラが一気に華やかさをアップしてくれています。ある意味エマ・ワトソンよりも美しく、妖艶かもしれません。エキゾチックな骨格といい、ふっくらとしたたるような唇といい、吸い込まれそうな瞳といい、多様な美が求められる現代の空気感そのもので、とにかくオシャレ! さすがはプラダが認めた美貌です。

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